イスラームにおける幸せの法則

人間は不幸になるために生まれてきたのではありません。幸せになるために生まれてきまし た。イスラームとはアッラーを味方にする生き方で、アッラーが味方につけば、人間はこの 世とあの世で幸せになるという成功の法則でもあるのです。

クルアーン 3 章 160 節いわく「もしアッラーがあなた方を助けるならば、あなた方に打ち 勝つ人はいないのです。もしかれがあなた方を見捨てるならば、かれの他に誰があなた方を 助けることができるでしょうか。だから信者たちは、アッラーに全幅の信頼を寄せなさい」 とあります。アッラーが味方につけば、人生の最強カードを手に入れることになります。

またアッラーを味方にするとは、アッラーが喜ぶことをするということです。5 章 119 節 「アッラーは言いました。この(審判の)日は正直者が正直ゆえに得をする日です。かれら には川が下を流れる楽園があり、永遠にその中に住むのです。アッラーはかれらに満悦し、 かれらもまたかれ(アッラー)に喜悦します。これこそが大勝利(大成功)なのです」

さらに 10 章 26 節・27 節にも次のように記されています。「善行をした人には最高の報奨 があり、また追加もあります。暗さや恥辱がかれらの顔を覆うことはありません。これらの 人びとは楽園の住人で、かれらはその中に永遠に住むでしょう。でも悪を稼いできた人びと には、同等の悪の報いがあります」

つまり、アッラーが喜ぶこと(善行)をすれば、この世とあの世において良い報奨があり、 アッラーが怒ること、喜ばないこと(悪行)をすれば悪い末路があるということで、これを 「アッラーの因果応報」と呼ぶことができるのです。

アッラーの喜ばれることとは、具体的に、まずアッラーを信じることです。そしてムスリム (ムスリマ)とはアッラーの命令に従って生きる人びとのことをさします。アッラーの命令 とは、クルアーンという形で現在の私たちもその内容を知ることができます。たとえばクル アーン 2 章 177 節には、「(アッラーに)正しく仕えるということは、あなたがたの顔を東 または西に向けることではありません。正しく仕える(人びと)とは、アッラーと最後の日、 天使たち、諸啓典、預言者たちを信じ、愛着あるとしてもその財産を、近親、孤児、貧者、 旅人、物乞い、奴隷の解放のために費やし、礼拝の務めを守り、定めの施しを行ない、約束 したときは約束を果たし、また、不運や逆境、そして危機に際してよく耐え忍ぶ人びとです。 これらの人びとこそ真実(に従うところ)の人びとであり、これらの人びとこそアッラーを 注意深く意識するのです」とあります。これら善行がアッラーの喜ばれることなのです。

またアッラーの喜ぶことは、「アッラーとかれの使徒ムハンマドに従うこと」と言い換える こともできます。4 章 69 節「アッラーと使徒に従う人は誰でも、アッラーが寵愛を与えら れた預言者たち、誠実な人たち、真実の証人たち、そして正道にある人たちと一緒になるで しょう。かれらは何とすばらしい仲間でしょうか」とあります。

アッラーの命令を守ることで、来世だけでなく現世における幸せも得られます。16 章 97 節いわく「誰でも善行をし(真の)信者ならば、男でも女でも、われらは必ず幸せな(現世 の)生活を送らせる。われらはかれらが行なった最も優れたものによって報奨を与える」と あります。サヒーフ・ムスリム第1書ハディース番号 27:ヤヒヤー・スハイブ・ビン・ス ィナンによると、アッラーの使徒いわく、「いかに信者のすばらしいことでしょうか。かれ にとってはすべてが良いのです。これは信者にのみ当てはまります。もし成功すれば、アッ ラーに感謝することがかれにとって良いことであり、もし逆境が襲えば、忍耐強くあること がかれにとって良いことなのです」これが「イスラームにおける幸せの法則」なのです。

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