アッラーを信じるメリット

Originally posted 2020-01-23 09:24:58.

アッラーを信じるメリットとは何でしょうか?

 

1つ目は、魂の救済、つまり来世で天国に入ることです。

 

悪行をしても善行で帳消しになるなど、イスラームでは非常に天国へ行きやすくなっています。

 

2つ目は、心の支え、安心、孤独感からの解放、ストレスの軽減があります。

 

すべての人には確かに宗教が必要です。

この世は不安と苦に満ちています。人間自身の中に、

抜きがたい愚かさが潜んでもいます。

 

自分が得られてそれで満足すれば良いのですが、

今度は自分だけが得たいと望みはじめます。

 

成功して優越感を持つと、今度は他の人々を見下すようになります。

 

嫉妬、強欲、独占欲、ひがみ、妬み、いじわる、など

どれほど科学が発達しようと人間には抜きがたい性質を持ちます。

 

人間は確かに救われがたい。富が増えて、豊かに生活ができても、それで感謝せずにそれ以上を望むようになる。時に、貪欲に富を集めようとする。豊かで多くの物が手に入れば、救われるかと思いきや、他人が持っていない物が今度は所有したいと望む。優越感がいつでも顔を出してくる。真に必要なのは宗教である。人間の性格は不変である。変えがたい人間の性格。変えがたいからこそいつの時代も宗教は人々に求められた。宗教にはそんな人間に対する許しがあり、救いがある。変えがたい人間の性格の欠点に温かき愛を投げかける。宗教は人類皆兄弟であるという安心感を与える。人類は他の人や国に勝つことを最上の目的にしているわけではなく、人間1人1人が、この世界と対峙していることを教えるからだ。貧富の差はある。知的レベルも異なる。容姿も異なる。考え方も異なる。真剣さも異なるが、一人一人がその程度に応じてこの世界と対峙する。そして同じ人間としてこの世に生をもたらされたこと。同じ時代にもたらされたこと。色々あるが、それでも共に生きていくこと。苦労も共有すれば楽しくなること。それらのことを宗教は教える。

 

3)生き方の軸が確立する:善悪の区別がつく

自分の行動にはっきりとした目的や目標が出来る

 

意志力を鍛える:何をやっても長続きしない人

 

・非常に完成された教義体系を持っており、一生あっても勉強しきれず、楽しい。

・日本では、信者は知的なひとが多く、宗教的知性を追い求める人には勧められる。

 

探究心の火をともす。今まで学ぶことをまったく知らなかった人々に、知的刺激を与える。ある人は、その刺激で学問の道に目覚めさせることもある。宗教には、その役割がある。

経済的な富、社会的な名声、人々の信頼を得れば、生活もさぞ快適であろう。確かに衣食住を整えられることは重要である。誰も否定はしない。だが、それだけに留まるならば決して生きるという意味を何も理解せずにこの地上での生が終わったということになる。もたらされた結果が良かったとしても、自分を真に変えたことにはならない。確かに豊かになれば快適であるし、それなりの自信も生まれもしよう。豊かであれば、問題も緩和されやすい。だが死を前にすれば人間は真に見つめざるをえない。いずれ全てのメッキは、はがされる。死を前にしたときに、人生とは、成功哲学が述べているような内容などとはまったく異なることを知る。人生において何を真に学び、何を真に実践するかを真に知ることになる。死を前にするお年寄りが成功哲学など本気で学ぶだろうか?

 

以前、東京で道に迷ったことがあります。途中、目的のトルコ大使館への行き方を尋ねて見たところ、「ここから大使館には行けませんよ。道の反対側から行かないと」という答えが返ってきました。私たちは人生の正しい地図をわかっていないといけません。私たちの人生の全地図を持っているのは誰でしょうか?アッラーです。同じように、自分という間違った出発点から出発していたのでは人生の目的にたどり着くことはできません。私たちが今こうしている存在しているのは、アッラーがそう願われたからなのです。私たちはアッラーによって、そしてアッラーのために作られました。このことが理解できるまで、人生は決して意味を持ちません。アッラーにあってのみ、私たちは自分の起源、アイデンティティ、意味、目的、重要性、そして行き先を見出すことができるのです。

 

成功を収めることと人生の目的を達成することは決して同じではありません。人生とは神の目的のために、自分自身を用いていただくことであって、神を自分の目的のために利用することではないのです。私はこれまでに「人生の成功を発見する」といった類の本を何冊も読んできました。これらは全て自己啓発に関する本で、自分を中心とした視点で書かれています。自分の夢について熟考する、価値観を明確にする、高く目標を設定する、どんなことが得意かを考える、目標を達成するまでの諦めない、などです。もちろん、これらのアドバイスはあなたを成功に導くことでしょう。しかし成功を収めることと人生の目的を達成することは決して同じではありません。あなたが人も羨むほどの成功を収めたとしても、神があなたを造られたその目的を忘れてしまっては元も子もないのです。あなたには自己啓発的アドバイス以上のものが必要なのです。それがクルアーンです。クルアーンは自分に合った職業を見つける方法や、夢を実現する方法や、人生計画の立て方を教える本でありません。いかに過密なスケジュールに活動を組み込めるかを教えているわけではありません。むしろどうしたら活動を減らせるか?本当にすべきことに集中するべきかを教えているのです。アッラーはクルアーンではっきりと人生の5つの目的について語っています。その意味でクルアーンは私たちの人生の取扱説明書であり、私たちが生きる理由、人生のカラクリ、避けるべきこと、将来に何を期待すべきかなどが説明されています。

神はあなたの人生の出発点であるというだけでなく、人生の源です。

人生の目的を発見するためには、神の御言葉に耳を傾けなければなりません。

私たちの人生は流行りの心理学や成功哲学ではなく、永遠の真理という土台に築き上げていかなければならないのです。

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