アッラーはどこにいるのか?

2:255 かれの玉座は諸天と地に果てしなく広がりました。またそれら(天と地)を護持することで、かれが疲れることはありません。

32:4.アッラーこそは6日の間に諸天と地、また、それらの間のすべてのものを創造し、さらにかれかれ自身を玉座の上におかれます。

アッラーは空間や時間に制限されません。だから宇宙空間の中にはいないのです。ただし、アッラーは全てをご存知という意味で、かれは人間の頸静脈よりも近いとされています。

50:16.確かにわれらは人間を創ったのです。そしてその魂がその人にささやくことも知っています。われらは頸静脈よりも、その人に近いのです。

ではアッラーはどこにいるのでしょうか?宇宙空間と時間の「外」としか言えません。

宇宙の果て=観測の限界

Sean Carrollカリフォルニア工科大学物理学研究教授 。

私たちの知る限り、宇宙に端があるという科学的な証拠はありません。観測できる範囲には限りがあるので、そこがわたしたちにとって“宇宙の果て”になるといえます。

Arthur B. Kosowskyピッツバーグ大学物理学教授:

残念ながら、わたしたちにはまだ宇宙に果てがあるのか、ないのかという問いに対する妥当な答えがありません。もし果てがあるとしたら、それはずっと遠く宇宙の歴史全体という時間をかけても、なおわたしたちのもとに到達しないほど遠い場所だといえます。現段階では、観測できる宇宙の全体でなく一部を端として考えるほかないのかもしれません。

アッラーが宇宙空間と時間の外にいるなら、人間には見ることができないということになります。だからアッラーを科学的に証明できないことになります。科学的に証明できないからと言って、それは科学の限界の問題であって、アッラーがいないとは言えないのです。しかし、アッラーの印(天地全て)は観測可能なので、アッラーの存在を信じることはできるのです。

 

 

 

Related Post